「寒さ」と「肩こり」の関係
寒い日が続きますね
冬の寒い間は、色々と体のケアに気をかける方も多いでしょう。
まずは風邪の対策であったり、乾燥に備えての肌のケアも必要です。
そしてあまり一般的に知られていないのが、冬に肩がこりやすいということです。
寒いと肩がこりやすくなる、一見するとあまり関係がないようにも思えます。
ただ寒さがひどくなるにつれ、肩のこりを感じるようになったり、それまで以上に肩が痛くなったりする人が多いようです。
一体どんな繋がりがあるのでしょうか。
◉神経系が関係している
寒くなってくると肩こりがひどくなる原因の一つに、末梢神経が関係しています。
末梢神経とは、痛みなどの刺激を伝えるための神経(求心性)と筋肉を動かす(遠心性)ものがあり、
指の先から足の先までつながっています。つまり体の隅々まで張り巡らされているのです。
寒くなると人はついつい体を縮ませてしまいます。
これは、体を縮ませることで体表面積を小さくして放出する熱を抑えることと、
筋肉を縮めることで、体に熱を作ろうとする作用です。
効果的な反面、当然筋肉は縮んで硬くなります。そうなると、神経が筋肉で挟まれ、圧迫されてしまいます。
もともと痛みなどの刺激を伝える神経が興奮すると、「黄色信号ですよ」「赤信号ですよ」と、脳や脊髄が判断します。
「赤信号ですよ」が伝えられると、大きい筋肉たちは収縮して肩こりにもつながります。
もちろん肩こりだけではなく、腰痛や神経痛など、全身に痛みを感じることもあるのです。
もう一つの原因に、交感神経も関係があると考えられます。
交感神経は、「人間が活動する際に活性化する神経系」のことであり、脳や体の緊張状態を高める働きもあります。
そこが寒さによって興奮し、筋肉が持続的に収縮を繰り返します。
すると、筋肉に挟まれている血管が圧迫され、肩への血行も悪くなるのです。
◉姿勢や服装も関係
また、自分の姿勢や服装も肩のこりに関係しているようです。
例えば、寒くなってくると、思わず前かがみになってしまいませんか?
すると肩をすぼめ、背中が丸くなるような姿勢になっているはずです。
身体としては、前かがみになることで熱の放出を抑えようとしているのですが、
姿勢が前かがみになることで、後頭部から背中の上部を緊張させなければならなくなるため、
負荷が集中してしまい、首や肩が緊張状態になります。それが肩こりの原因の一つとなっているのです。
冬の服装も関係しています。
寒くなると当然、コートやインナーなど、多くの衣類を着用するようになります。
すると、身にまとっている衣服の重さによっても体に負担がかかります。それが筋肉の緊張につながるのです。
◉冬の肩こり対策
冬に起こる肩こりの原因が分かったところで、どんな対策ができるのか考える必要があります。
まずは、同じ姿勢でかたまらないように、適度に体を動かしたり、ストレッチをするようにしましょう。
寒いと体が縮こまり、自然と肩をすぼめてしまうのは仕方がありません。
ただその状態をできるだけ続けないよう、背中をのばしたり、腕を上げたりする必要があります。
肩や首を冷やさないことも大切です。寒いと、筋肉が収縮し血行が悪くなります。
マフラーを巻いたり、カイロをあてるなど、断続的に首筋や肩の筋肉を温めると、肩こりの改善につながります。
また、外出する際の服装も、できるだけ体の負担のないような軽いウェアやコートを選びましょう。
女性は、下半身をできるだけ冷やさないよう、タイツなども有効です。
冬に肩こりがひどくなってしまうのは、実は密接な関係があったのです。
それも原因は一つだけではありません。ありとあらゆる状況が、肩こりを引き起こしやすくしているのです。
まず意識したいのは、体の緊張状態を長時間続けないこと、そして十分に温めることです。
体がリラックスしていて温かい状態であれば、それだけ肩の筋肉もほぐれやすくなります。
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寒いこの季節を、元気に乗り越えましょう!
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